『ブギーポップは笑わない』は視聴者の方が笑えない糞アニメ
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名無しNIPPER
[sage]
2019/01/28(月) 22:10:41.05 ID:sfTETt5A0
イタチ
9
:
すいません書き込めました
2019/01/28(月) 22:11:11.24 ID:jl22JSNCO
特に書きたい内容があったわけではない。ただ、睡眠不足と空腹でからっぽになった頭を満たす、得体の知れない衝動に従いキーボードを叩いた。
出来上がったその文章は、保育園への子供の入園申し込みをしていたが落選してしまった母親、という「設定」で、政治批判もまじえつつ全体としてはどうにもならない怒りを乱暴な口調で八つ当たり気味にぶつける、といった感じの記事になった。
実際には、保育園への申し込みどころか、当時から現在に至るまで増田≠ヘ結婚すらしてはいないのだが。
以下略
AAS
10
:
名無しNIPPER
[saga]
2019/01/28(月) 22:14:48.80 ID:jl22JSNCO
undefined
11
:
名無しNIPPER
[saga]
2019/01/28(月) 22:15:36.85 ID:jl22JSNCO
ここでなら、自由に「言葉」を操ることができる。
その確信を得てからは、坂を転がり落ちるように、この匿名ブログへとのめり込んでいった。
様々な立場の人間になったつもりで書いた記事を投稿し続けるうちに、増田≠ヘ奇妙な現象に気がつく。ひとたび題材を決めて書き始めてしまえば、それまで全く知識も関心も無かったどんな分野についても、どういうわけか淀みなく言葉が湧き出すのだ。
以下略
AAS
12
:
名無しNIPPER
[saga]
2019/01/28(月) 22:16:05.32 ID:jl22JSNCO
実際、増田≠フ書いた記事には、著名人気ブロガーですら不可能なほどの高確率で100を超えるブクマが次々と付いた。SNSでも拡散され、ネット上の話題を取り上げる(といえば聞こえは良いが他人の褌で相撲を取るしか能がない)ニュースサイトの元ネタにもなり、つまり――「バズって」いた。
本格的に活動を始めてから、増田≠ヘ毎日多数の記事を投稿し続けている。増田∴ネ外の利用者は誰一人気づいていないが、今ではこの匿名ブログサービスにおける人気記事の、実に九割以上が増田∴齔lの手によるものなのだった。もはやここは増田≠フしろしめす王国なのである。
そして、増田≠フ支配は電脳空間にとどまらずより大きく広がろうとしている。増田≠フ記事が読者から引き出す強い感情。これを利用し、流されやすい一部の読者の行動を誘導することで、増田≠ヘ既に現実でも大小さまざまな事件を引き起こす「実験」を成功させていた。だが、それぞれの事件自体に関連性は全くなく、膨大な投稿量を多数のIDに分散しているため、運営会社ですら事件の背後にいる増田≠フ存在には手が届いていなかった。
以下略
AAS
13
:
名無しNIPPER
[saga]
2019/01/28(月) 22:18:29.42 ID:jl22JSNCO
「……っ……っ」
果てのない野望の行く先に思いを馳せ、増田≠ヘ声もなく笑った。
そこに、
以下略
AAS
14
:
名無しNIPPER
[saga]
2019/01/28(月) 22:20:01.85 ID:jl22JSNCO
「!!」
違う。この口笛は、ヘッドホンから流れている音ではない。
その事実に気づいた増田≠ヘヘッドホンを頭からむしり取り、音の出どころを探った。
以下略
AAS
15
:
名無しNIPPER
[saga]
2019/01/28(月) 22:22:14.91 ID:jl22JSNCO
「匿名(アノニマス)、か――」
増田≠フ当惑をよそに、黒帽子は口笛を止めて言葉を発した。黒い唇からこぼれる声は澄んだボーイソプラノで、やはり性別を特定することはできなかった。
「人には、自分にとって切実な何かを伝えるために、敢えて何者でもない立場をいっとき必要とすることもある。だが、『匿名』こそが本質であり立ち返るべき『自分』を持たない存在――それは『自分』という限界に縛られないが故に、無目的にただ領土だけを広げ続け、遠からず世界を埋め尽くすことだろう。その新世界では、根拠となる体験を欠いた空虚な感情だけがやり取りされ、真の意味での交流は永遠に失われる……間違いなく、世界の敵だな」
以下略
AAS
16
:
名無しNIPPER
2019/01/28(月) 22:23:28.18 ID:jl22JSNCO
「…………!」
声が出なかった。いくら喉に力を込めても、最初の一音すら形にならずに、ただかすれた吐息が漏れるばかりだ。
「それこそが、君が世界の敵である証なんだよ」
以下略
AAS
17
:
名無しNIPPER
[saga]
2019/01/28(月) 22:25:48.36 ID:jl22JSNCO
「……っ!?」
直前までまとっていた「自称アマチュアアニメ批評家」の「設定」が霧散したことで、増田≠ヘ意識を取り戻した。思わず首の周りに手をやるが、傷一つ付いてはいない。
「なるほど。君の能力にはそういう働きもあるわけだ」
以下略
AAS
18
:
名無しNIPPER
[saga]
2019/01/28(月) 22:27:17.30 ID:jl22JSNCO
実のところ増田≠ノとっても、匿名ブログのこのような使い方は初めてのことだった。だがその事実を意識することすらなく、増田≠ヘこの応用をごく自然に行っていた。まるでこれが本来の用法だったかのように。
警察官の増田≠ヘ、いかにも手慣れた動きで腰のホルスターから素早く拳銃を引き抜いて安全装置を外すと、黒帽子の頭に狙いをつける。この距離なら外すことはないだろうし、さすがに銃弾を正面から受けても平気ということはあるまい。
しかし弾丸が発射されるより早く、引き金にかけた増田≠フ指をめがけて光が走った。
以下略
AAS
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