森久保「詩を投稿していたら事務所の皆さんに読まれていました」
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2: ◆qTT9TbrQGQ[sage saga]
2019/01/25(金) 22:52:55.22 ID:kvMA8kqV0
もりくぼは、しばらくまゆさんと凛さんが話しているのを聞いていました。
凛さんは美玲ちゃんから聞いて、まゆさんは輝子ちゃんから聞いて、知ったそうです。

輝子ちゃんも布教活動をしていたとは……。といっても、雑談のネタのひとつとして、ちょっと言っただけのようなので、布教とは違うかもしれませんが。
ですが、輝子ちゃんがまゆさんに言っていたのは、意外でした。
意外すぎて、思わず、「えっ」と、声を上げてしまいました。

まゆさんと凛さんが、こちらに気付きました。

「「乃々(ちゃん)、おはよう」」

「お、おふたりとも、おはようございます……」

このままだと、そのまま詩のお話になりそうです。なので、話の方向性をシフトさせるよう、話を振ってみます。

「えーと……今日は何のお仕事があるんですか……?」

「私は来週のライブのレッスンですねぇ。凛ちゃんは、どうですか?」

「私は、ちょっとトライアドプリムスで撮影がね。乃々は?」

「私は、もうしばらくしたら、プロデューサーさんと打ち合わせがありますね」

うまく話を逸らすことができたようです。

「それで、乃々は"小さな森のポエム帳"って、読んだことある?」

嘘です、うまく話を逸らすことはできていませんでした。どうして凛さんはお仕事の話に乗ってくれないんですか。
自分で作った作品について言及するのがどれほど難しいことか……そんな愚痴は、ふたりにはとても言えませんけど……。

「え、ええ。読んだこと、ありますけど……」

凛さんは、へぇ、と、いたって普通な反応をしています。もりくぼが作った作品ということに、気付いていないようです。
ですが、まゆさんは……どうして、もりくぼのことをじっと見つめているのでしょうか。もしやと思うと、冷や汗が止まりませんけど。


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