33: ◆V7Lv5KATKg[saga]
2019/01/25(金) 22:47:10.64 ID:EkarEwlM0
マツリカ「アローラアローラ。キミがハプウだね?」ニコッ
ハプウ「ぬぅぅ……わ、わらわの名前を知っておるじゃと!?お主!何者じゃー!!」ビシッ
マツリカ「……………」ニコニコ
ハプウ「ま、まさか……守り神カプ・レヒレが人間の姿を借りて……」
マツリカ「……フッフッフ」ニヤッ
ハプウ・ドロバンコ「」ゴクリ
マツリカ「あー違う違う」フリフリ
ハプウ「なんじゃ、違うのか」
マツリカ「私がキミの名前を知ってたのは、キミが今日、この時間にここに来ることを知っていたから」
ハプウ「わらわが来ることを知っていた……?」
マツリカ「そう、頼まれてたから。キミのこと!キミのお姉さん達に」
ハプウ「姉様方に……?いったいお主は何者じゃ!」
マツリカ「……私はすっげーこの島の守り神、カプ・レヒレ様の使い、マツリカ!」
ハプウ「ま、守り神の使いじゃと!?」
マツリカ「そう!実は数日前、カプ・レヒレ様にお願い事に来たキミのお姉さん達と会ってね。キミのことを頼まれてたんだ」
ハプウ「姉様方が……守り神に頼み事……?」
マツリカ「うん、そう。妹を今日王宮で開かれる舞踏会につれていってほしい!っね?」
ハプウ「わららを……舞踏会に……?」
ハプウ「(姉様方……ワザワザわらわなんかの為に守り神に会いに…… )」ウルッ
マツリカ「……ま、カプ・レヒレ様はその頼み事は断ったけどね」
ハプウ「え?そうなのか!?」
マツリカ「まー…カプ・レヒレ様は島の守り神だからね。一個人の私的なお願いまで叶えてたらキリがないよ」
ハプウ「そ、そうかもしれぬが……」
マツリカ「……でもキミのお姉さん達があまりにも熱心に頼むもんだからねー…そこでカプ・レヒレ様は仰ったんだ」
ハプウ「え?」
マツリカ「……私はその願いを叶える事はしない。ただし……」
マツリカ「……守り神の使いである、あなたが協力するのは自由だ!ってね!」ニコッ
ハプウ「そ、それはいったいどういう…」
マツリカ「……私は所詮守り神の使い…カプ・レヒレ様のように死者の声をきくーとか、大それた事は出来ない……でも……」
マツリカ「……かけることはできる。一夜限りの魔法くらいなら」ニコッ
ハプウ「一夜限りの……魔法……?」ゴクリ
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