マクギリス「インフィニットストラトス…胸が踊るな」
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544: ◆3DtvXoE6Vc[sage saga]
2022/05/08(日) 03:18:18.53 ID:ub6S0g+20
ラウラ「マクギリス、見てくれ。八ツ橋とか言うのが名物らしいぞ!」

マクギリス「三角の…餅、か?面白い物だな」

「試食してくかい?美味いぜ」

マクギリス「ありがとうございます。では、お言葉に甘えて」

ラウラ「感謝する」

爪楊枝に刺された八ツ橋を口にしては二人して、顔を見合わせた

ラウラ「う、美味い…食感と餡子の甘さのハーモニーが実に良い」

マクギリス「こちらのチョコ入りもなかなかだ。和洋折衷、これほどとはな…」

「ちなみにそいつが生八ツ橋って言われるタイプで、こっちのせんべいみたいなのが焼き八ツ橋って呼ばれてんな。こっちも食ってみな」

マクギリス「お気遣い、感謝します」

ラウラ「ふむ、むぁ…サクサクで、これも美味しいぞ!」

マクギリス「素晴らしいな…生八ツ橋とは風味がまた変わるのが、食べていて飽きん」

「アンタら学生だろ?土産に買ってくなら安くしとくぜ。どうだい」

マクギリス「では、一種類三箱ずつ頂こう」

「太っ腹だなぁアンタ。オーライ、一箱ずつオマケしてやるよ」

ラウラ「い、良いのか?」

「なぁに、可愛い彼女さんにもご好評頂いたしな。宿でゆっくり食べてってくれ」

マクギリス「ありがとうございます」

「ああ、それと…このキーホルダーもオマケだ。持ってきな」

カラフルな丸いマスコットのキーホルダー。中には鈴が仕込まれている様だ。

ラウラ「か、可愛い…」

「この店のオリジナル…って訳でも無いが、まあ看板役だな。また来る時には良い目印になるだろ?」

マクギリス「何から何まで、ありがとうございます」

「気にすんなよ。っと、流石に嵩張るな。宿は何処だ?配送業者に頼んどこうか?」

マクギリス「いえ、そろそろ一度、宿に戻る所かと思いますので」

「そうかい?まっ、また京都に来る機会があったらご贔屓に、ってな」

マクギリス「ええ、必ず」

会計を済ませ、荷物を受け取る。

「そんじゃ、気ぃ付けてなー……あれが、この世界のガンダムの…いや、もう関係ない、かねぇ…」

店主の最後の呟きは、私に届く事は無かった。




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