マクギリス「インフィニットストラトス…胸が踊るな」
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316: ◆3DtvXoE6Vc[saga]
2019/08/11(日) 20:57:11.26 ID:3fffBpEc0
マクギリス「随分と、暇なようだな。ガエリオ」

ガエリオ「友の為ならば、時間を割くのは当然だ。そうだろう、マクギリス」

マクギリス「友、か…誰の事だ?」

ガエリオ「…また目を逸らすつもりか、マクギリス」

マクギリス「お前こそ、今更なんのつもりだ。俺を友などと…」

ガエリオ「確かに、今更なのかもしれないな。友と呼んでいた男がどんな扱いを受けていたかも知らず、本心も知らず。挙げ句その心を救えずに死なせた。その汚名すら良しとして生きるしか無かった俺には、お前の友である資格も無いのかもしれない」

マクギリス「何を言っている。…隠したのは私だ。そして、利用し、切り捨て、殺したのも私だ。そんな私を君は友と呼ぶつもりか?」

ガエリオ「ならば俺とて、お前を殺した。そんな俺を、お前はあの時…」

マクギリス「それを否定したのは君だろう、ガエリオ。…全ては、終わった事だ。」

ガエリオ「違う、まだ終わっていない、いなかった!此処でこうしてお前と話す機会があった、話さなければいけないんだ!今度こそ、お前を…俺は…!」

マクギリス「私には必要ない。…許されるつもりも、ない」

ガエリオ「お前は死んでもなお足りないと言うのか!?それだけの罪を背負うのが当たり前だと言うつもりか!?」

マクギリス「今更何を言う、ガエリオ。それが、私の道だ」

ガエリオ「愚直にも程があるぞ、マクギリス…お前を慕うあの子たちはどうなる!?彼らにすら背を向け、目を逸らすのか!」

マクギリス「彼らは知らないだけだ。私という人間を。知れば嫌悪するだろう」

ガエリオ「…本気で、そう思うのか、マクギリス…」

マクギリス「失礼する。私も、忙しい身なのでな」

自室に逃げ込む。…そう、今更なのだ。切り捨てた身でありながら、今更その暖かさに浸る資格など、あるはずが無い。



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