マクギリス「インフィニットストラトス…胸が踊るな」
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307: ◆3DtvXoE6Vc[saga]
2019/08/04(日) 22:14:01.00 ID:83/OqVzb0
間違いだ。他人の空似の筈だ。此処に居る筈がない。居て良い筈がない。

そう、否定しても、目の前の現実は、自分の認識は。かつての友の姿を、如実に捉えていた。

マクギリス「…何故だガエリオ、何故、何故お前が現れた!?」

ガエリオを揺さぶる。ゆっくりと開かれたその眼は、やはり間違えようがないものだった。

ガエリオ「う、俺は…」

マクギリス「答えろガエリオ、何故お前が此処に来る!?」

ガエリオ「な…マク、ギリス…なのか…?」

マクギリス「…やはり、ガエリオ、なのか。向こうで、何が起きた…何故、お前が…」

ガエリオ「ば、化けて出たのか!?いや偽物か!?此処は何処だ!?」

マクギリス「…何を言っている。私は私だ。お前こそ、何故この世界に来た」

ガエリオ「…本当に、マクギリス、なのか?…どういう事だ…?」

千冬「ファリド、そいつがそうか。…知り合いか?」

駆け付けた織斑千冬。それに背を向け、ガエリオから視線を外す。

マクギリス「ああ。私の友じ…いや、顔見知りだ。悪い男ではない、説明して丁重に扱ってやるといい」

ガエリオ「マクギリス…?何故、今…」

千冬「…ファリド?」

マクギリス「私も明日は早いのでな。失礼する」

ガエリオ「な、待て、マクギリス!マクギリス!」

その呼びかけに応えぬまま、私は部屋へと逃げ帰った。

マクギリス(今更、どのような顔をして接しろと言うのだ。否、接するだけの権利は、もはや私にはあるまい)


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