マクギリス「インフィニットストラトス…胸が踊るな」
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144: ◆3DtvXoE6Vc[saga]
2019/03/11(月) 02:11:34.21 ID:jQtMw6icO
ラウラ「ここは…」

千冬「医務室だ。…しばらくは動けないだろ、無理するな」

ラウラ「私は、いったい…」

千冬「VTシステムは知っているな?」

ラウラ「ヴァルキリー・トレースシステム…過去の大会上位陣のデータを使い、操縦者にそれに匹敵する力を与える…」

千冬「強引に他人の動きをさせるが故に、負荷も大きく禁止されている技術だ」

ラウラ「それが、私の機体に…?」

千冬「ああ、おそらくな。ファリドに感謝しろ。執拗に狙われながらも、お前を助けてみせたんだからな」

ラウラ「…マクギリス、が…」

千冬「…発動条件は、おそらく…」

ラウラ「私の意思、ですね…私が、望んだから…」

千冬「…良い機会だから言っておく。お前は私にはなれんぞ。…お前はお前だ。お前であれば、それで良い。自分の道を歩め。迷ったならば、頼れる男がいるだろう。仲間と共に歩んでいけ」

ラウラ「…マクギリス…」

千冬「ではな。ゆっくり休め」

織斑千冬が、医務室から出て来る。

マクギリス「…あれが、ヴァルキリー・トレースシステムだったのか。資料としては見た覚えはあったが、あれ程苛烈とはな」

千冬「それだけではないだろうな。あのシステムは、執拗過ぎる。何かわかったら教えてやる…ラウラの事を、頼む。私の教え子でな」

マクギリス「わかっている。彼女と、約束したからな」


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