マクギリス「インフィニットストラトス…胸が踊るな」
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114: ◆3DtvXoE6Vc[saga]
2019/03/03(日) 01:07:53.46 ID:mg+d85L00
同日、夕刻。寮への帰路の中、聞き覚えのある声を耳にした私は、自然と物陰に潜んだ。

ラウラ「何故この様な僻地で、教員などと…!」

千冬「何度も言わせるな。私には私の役割がある。それだけだ」

ラウラ「ここでは貴女の能力は半分も活かされないというのに役割などと!?お願いです教官、再びドイツにて御指導を!この学園の、ISをファッション程度にしか考えていない様な腑抜けどもに時間を割かれるなど…」

千冬「そこまでにしておけ、小娘。何に意義を見出すかは私が選ぶ。それに、此処には随分と面白い奴も居るしな」

ラウラ「…あの男、マクギリスとやらですか」

千冬「さあな。それより、さっさと寮に戻れ。門限に間に合わなくなるぞ」

ラウラ「…失礼します」

悲痛な表情の中に怒りを混ぜ合わせながら、彼女は走り去った。

千冬「…立ち聞きとは、感心せんぞ」

マクギリス「失礼。だが、この様な通り道で話されては、素通りもしづらいのでな。彼女は私に敵意を抱いてしまっている様でもあるからな」

千冬「…お前なら、アイツをなんとかしてやれるかもな…」

マクギリス「…かもしれない。彼女と私は、案外似た者同士な様だからな」

千冬「何…?それは、どういう…」

マクギリス「失礼する。そろそろ、門限だろうからな」

千冬「あ、ああ。ではな、ファリド」


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