12:名無しNIPPER[sage saga]
2019/01/17(木) 22:07:59.05 ID:cHRv/WFs0
「とはいえ、隣人部には当て嵌まりませんが」
「どうして当て嵌まらないんだ?」
「だって理科以外は皆、産みたいでしょうし」
夜空先輩を始め星奈先輩も、幸村くんだって。
マリアさんも。もしかしたら小鳩さんだって。
皆、みーんな、小鷹先輩のことが大好きです。
「皆、小鷹先輩に孕ませて欲しいみたいです」
「その言い方だとまるで俺が最低みたいだな」
「小鷹先輩は最低の難聴野郎ですけど何か?」
「いえ……なんでも、ありません」
罵倒され落ち込む小鷹先輩に優しく諭します。
「だから、理科の赤ちゃんを産んでください」
すると、複雑そうな顔で、質問してきました。
「どうして、そこまで俺を孕ませたいんだ?」
鈍感な小鷹に対し、僕は呆れて、命令をする。
「小鷹」
「なんだ?」
「今だけは許すから、難聴になって」
「はあ? 意味がわからないぞ」
「いいから」
ポカンとする小鷹に、僕は本音を、告白した。
「小鷹のことが、好きだから、孕ませたいの」
すると小鷹はしれっとした口調でこう言った。
「えっ? なんだって?」
これでいい。理科は、そんな小鷹先輩が好き。
僕は、そんな小鷹みたいな男友達が大好きだ。
だからこそ僕たちは、ずっと友達で居られる。
孕ませたい程、好きな友達と、ずっと一緒に。
【僕は大好きな友達を孕ませたい】
FIN
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