40:名無しNIPPER
2019/01/11(金) 20:54:09.22 ID:6bUZbsq+0
「それでね、今日はこれを持ってきたの!」
俺が衝撃に意識を持っていかれていると、くるみちゃんは1つの箱を差し出した。
「これはなんだい?」
「くるみね、プリン作ったの! 手伝ってくれたお礼でしゅ!」
カウンターに箱を置いて開いてみると、そこには2つのプリンが鎮座していた。
「おぉ、これは美味しそうだ! 2つってことは、1つは時子さんにかい?」
「うん! くるみね、この後レッスンだから……。本田しゃん、代わりに時子しゃんにプリン渡してくれりゅ?」
「あぁ、任された! レッスン気を付けてね?」
「ばいばーい!」
くるみちゃんが笑顔で去ったあと、入れ違いで時子さんが何時もの席で本を読み始めた。
入ってきた方向からして顔を合わせてはいないのだろう。
俺はいつものアールグレイとくるみちゃん特製のプリンを乗せたお盆を手に時子さんの元へと歩いていった。
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