14:名無しNIPPER
2019/01/11(金) 20:25:58.97 ID:6bUZbsq+0
「新田、時間はあるか?」
「え、えぇ」
「よし、なら2人でこの子の抜けた穴を埋めるぞ。飲食の経験は?」
「な、無いけど……」
「よし、分かった」
俺は厨房に向かい、事情を説明。店主は柔軟な人らしく俺達が手伝う事を許可してくれた。
「いらっしゃいませ、何名様でしょうか?」
「ホットを2つ、ですね。少々お待ち下さい!」
普段働いている店とは勝手が違うが、曲がりなりにも高校の頃から飲食店でバイトをしていた経験は活き、無事に次のシフトの人が来るまでは乗り切れた。
「すまないねぇ、急に手伝って貰って」
「いえ、それほどでも。困ったときはお互い様って言うじゃないっすか」
「本田くん、本当にありがとう」
「気にすんな」
俺と新田はカウンターでコーヒーを啜りながら一息付いていた。
途中で未央が顔を出し、菜々ちゃんも無事だと教えてくれた。
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