「おはよう。捻挫少年。」
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15: ◆PeRWG5nqdc[sage saga]
2019/01/11(金) 11:06:43.01 ID:piIM8FBL0

午前中は特設コーナーにあった科学雑誌と持ってきた小説を流し読みをして過ごした。
そして、昼食の菓子パンを食べたあと、図書館の前で携帯の所在を案じていないか案じている。

警察に拾得物として届けた方が良いかもしれないが、正直面倒だ。
ロックがかかっているので、何もできず、するつもりもなかった。
この大学を利用していれば、遠くても電車で1時間程度の場所に住んでいるだろうから、
連絡さえ取れればすぐに取りに来ると考えていたが、見通しが甘かったのかもしれない。

電話がかかってくる可能性を考え、念のため電源は落としていないが、
メールやSNSの通知などで鳴ることもなく、電源がついているのかいないのか
分からないほどに携帯は沈黙を貫いている。

サブ機だろうかとぼんやり考えてみたが、これ以上考えてもしょうがなく、
拾った携帯をポケットにしまって、開架室へ戻った。





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