女友達『それは要するに、ヤキモチを焼いたのよ』
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4:名無しNIPPER[sage saga]
2019/01/06(日) 23:52:14.91 ID:NVRX8yZB0
「あ、もしもし? 実は、かくかくしかじかで」

不安になった私は、女友達に電話してみた。

『なるほど……それはズバリ、恋ね』
「はい?」
『あなたは彼に、恋をしてるのよ』

いやいや、まさか。少女漫画じゃあるまいし。

『一緒に帰れなくて、寂しいんでしょ?』
「……うん」
『彼を盗られて、腹が立ったんでしょ?』
「……うん」
『それは要するに、ヤキモチを焼いたのよ』

ヤキモチ、だと? これが、ヤキモチなのか?

『そのくらい、彼のことが好きだったのよ』
「そっか……だったら、やっぱり恋したくない」
『どうして?』
「だって、絶対に相手を幸せに出来ないから」

こんな醜い感情は相手を傷つけるだけだ。
だいたい、恋人がいる相手に恋するなんて。
そんな自分が許せなくて、私は通話を切った。

涙が止まらない。悲しくて、苦しくて、辛い。


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