屍男「おい、そこのロクでなし」吸血娘「なんだ髪なし」
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166: ◆gqUZq6saY8cj[saga]
2019/02/15(金) 10:33:33.75 ID:I2eeJv+no
屍男(だが、おかげで時間は稼げた。肩の傷は……問題ないな。動ける)グッ

屍男(……今がチャンスだ。やつの気がおしゃべりに夢中になっている隙に、仕留める)


以下略 AAS



167: ◆gqUZq6saY8cj[saga]
2019/02/15(金) 10:35:43.45 ID:I2eeJv+no
屍男(刀は鞘に収めている。どれだけ斬撃が速くとも、手に取るには0.5秒はかかる)

屍男(その間は無防備だ。武器さえなければ、身体能力は俺の方が上だと、先程の攻防で見抜いたぞ)チャキッ

屍男(弾丸の速度から計算して……この距離なら、やつが手を伸ばす前に着弾する)カチッ
以下略 AAS



168: ◆gqUZq6saY8cj[saga]
2019/02/15(金) 10:37:21.59 ID:I2eeJv+no
屍男(ど、どういうことだ……弾丸が……全て斬られた、だと?)

屍男(……不可能なはずだ。あの一瞬に刀を抜くなど……怪物の反射神経でもあり得ない)


以下略 AAS



169: ◆gqUZq6saY8cj[saga]
2019/02/15(金) 10:39:42.67 ID:I2eeJv+no
屍男(……どうする。奥の手である銃は全ての弾を使ってしまった)

屍男(こうなると、この肉体であいつに対抗するしかない。しかし……問題はあの刀だ)

屍男(下手に近付くと、細切れにされるのは確実。四肢を切断されるのもマズい。接合するだけでも完全に再生するには恐らく数分近くかかる)
以下略 AAS



170: ◆gqUZq6saY8cj[saga]
2019/02/15(金) 10:41:13.03 ID:I2eeJv+no
怪物男「あ、もしかして逃げようとか考えたりするの?」

怪物男「そんなのさせるわけないじゃない。アナタみたいな極上の獲物を逃がすなんて、そんなのアタシも、この子も絶対にないわよ」

怪物男「まあ万が一、逃がしちゃったりしたら……アナタを見つけ出して殺す前に、あの一緒にいたメスを殺すわ」
以下略 AAS



171: ◆gqUZq6saY8cj[saga]
2019/02/15(金) 10:43:45.81 ID:I2eeJv+no
怪物男「あら!やる気になったのね!いいわぁ!面白くなってきたじゃない!」スッ

怪物男「さぁ……化け物同士、愛し合って……殺し合いマショウッッッ!!!!!!!」ダッ


以下略 AAS



172: ◆gqUZq6saY8cj[saga]
2019/02/15(金) 10:45:49.12 ID:I2eeJv+no
屍男(地面を蹴り、コンクリートの破片をぶつける。これで視界は遮られた。この隙に――)



ザシュザシュザシュ!!!!!!!!!
以下略 AAS



173: ◆gqUZq6saY8cj[saga]
2019/02/15(金) 10:46:46.90 ID:I2eeJv+no
怪物男「フフフ……どう?器用でしょ?」ギラッ

怪物男「“皮一枚”……ってやつよ」クスッ


以下略 AAS



174: ◆gqUZq6saY8cj[saga]
2019/02/15(金) 10:49:11.41 ID:I2eeJv+no
チャキッ

シュンッ


以下略 AAS



175: ◆gqUZq6saY8cj[saga]
2019/02/15(金) 10:50:45.37 ID:I2eeJv+no
怪物男「フフフ、発想はいいわ。確かに、刃の部分を抑えられたら、こちらは一瞬動きが止まる……」

怪物男「でも、残念。白刃取りってのは両手で芯を固定しないとダメなのよ。片腕なら重心がズレて、簡単に返すことが出来るわ」

怪物男「指、三本貰っちゃったわねぇ」ギラッ
以下略 AAS



176: ◆gqUZq6saY8cj[saga]
2019/02/15(金) 10:52:03.12 ID:I2eeJv+no
屍男(……俺一人の力では、“やつら”には敵わない。だが、あいつの力なら――可能なはずだ。ヴァンパイアの力なら……)

屍男(助けを呼ぶか?今なら携帯もある。一時的に戦線を離脱すれば……10分もあれば来られる距離だ)

屍男(……だが、やつの前から姿を消すということは――)
以下略 AAS



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