29: ◆ikbHUwR.fw[saga]
2019/01/03(木) 19:26:54.59 ID:p8Id/7Jt0
ここの土壌は汚染が強すぎて、植物の生育は難しいだろう。種の数には限りがあるから、まずは少しでも汚染の少ない土地を探さなければならない。
「汚染レベルは以前より下がっているんですね?」
ワカバさんが言った。
「はい、ヨーコさんが以前調査したときよりは、ほんのわずかにですが」
「では放っておいてもある程度の改善は進んでいると。……ショーコちゃん、よさそうなところ、わかりませんか?」
「フヒ……だったら、こっち……」
ショーコさんに続いて歩き出す。どこまで行っても景色は変わらない、見渡す限りの荒野が続いていた。
「このあたりとか……どうだろう?」
案内されたところの土の成分を計測してみる。
「汚染が少ない……どうして?」
「こ、このあたりは……菌類の活動が活発なんだ……自然のサイクルが早いから、回復が進んでる……」
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