28:名無しNIPPER
2019/01/04(金) 07:37:57.97 ID:11ve9wr8O
絵里「お姑さんが厳しい人みたいでね。大変みたい」
真姫「そうなの」
何も聞いていないのに絵里は私にそう説明した。
花陽「はい、はい、分かりました」
大変そう。そう、大変なんだと思う。ただ、ガムシャラに夢を追いかけていたあの頃と違って色々と複雑で。私も同じだけの時間を生きてきたはずなのにそんな実感もない。やっぱり、今日の私は何がおかしいんだ。
花陽「ごめんね」
絵里「大丈夫?」
花陽「あの…今からお義母さんが来てお料理を教えてくれるみたいで…その…」
絵里「そうなの?じゃあ、そろそろ」
花陽「ごめんね…。良いお義母さんなの。良いお嫁さんになれる様にって色々教えてくれるし子供の面倒だってみてくれるんだもん。…感謝しなきゃ」
何も聞いてもいないのに花陽はそう言った。まるで自分に言い聞かせるみたいだった。
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