513: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/04/27(土) 22:31:33.61 ID:FvzkVLeNo
こうしていつも通りにパフォーマンス終了後に機材の片付けをする。
だがその日はいつも付き添ってくれる川内も神通も居なかったため1人で黙々と片していたのだった。
そんな時、那珂は思い出したようにあのベンチの方を向いた。
朝礼台から決して近くはないが、そこに座る人物を判別出来るくらいには遠くない・・・そんな絶妙な位置にあるベンチに、またしても山城が座っていたことを那珂はライブの途中に気付いていたのだった。
今や那珂の目に映るその人物は、以前までのその人物とは全く違って見えた。
何か大きな優しさを持っている。
川内がそれを、伝えられる範囲で最大限に教えてくれたのだ。
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