5: ◆eZLHgmSox6/X
2019/01/01(火) 00:30:43.32 ID:DdEdvpJ/O
−−− なんて、ほのぼのした会話が別の鎮守府では行なわれるのだろうか。でも他所は他所、うちはうちである。
そんなことを考えていたらいつの間にか彼女らとの距離は縮まっており、ついに目が合ってしまった。
山城「...おはようございます、姉様に満潮」
6: ◆eZLHgmSox6/X
2019/01/01(火) 00:32:56.60 ID:DdEdvpJ/O
我に戻りふと振り返ると、2人は既に10歩分くらい離れていた。談笑を再開していて、その様子は何とも微笑ましい。実際2人はとても仲が良く、満潮は駆逐艦でありながら戦艦寮にて扶桑と同室生活を送っているのだ。
・・・でもまぁ挨拶が返ってくるだけマシかもしれない。淡白な言葉でも姉様が発声したものは全て美しいし、満潮のはちょっと舌が絡まりすぎちゃっただけとでも思えばいい。このくらいではうちの山城は不幸だなんて嘆かない。そう嘆く時というのはもっと・・・・・・
7: ◆eZLHgmSox6/X
2019/01/01(火) 00:34:12.49 ID:DdEdvpJ/O
「あっ!時雨、ここ寝癖っぽいっ!」
・・・こういう声が聞こえた時である。
山城は少し緊張しながら、その声のする角を曲がった。
8: ◆eZLHgmSox6/X
2019/01/01(火) 00:36:00.04 ID:DdEdvpJ/O
山城「.........おはよう」
とりあえず無難な事を口に出せた。名前まではとてもじゃないが出せなかったが。
時雨「...なんか今日は髪も跳ねるし不幸だなぁ」
9: ◆eZLHgmSox6/X
2019/01/01(火) 00:37:55.60 ID:DdEdvpJ/O
無視+精神口撃となるとさすがの私でもちょっとは堪える。慣れっこだし、ほんとちょっとだけどね。
はぁ、不幸だわ...
10: ◆eZLHgmSox6/X
2019/01/01(火) 00:40:59.88 ID:DdEdvpJ/O
とりあえず今日はここまでです
たったこれだけで既に現在ある書き溜めの2割近くを投下してしまったという事実!
なるべくエタらないようにはします
みなさん良い初夢見ましょうね!
11:名無しNIPPER[sage]
2019/01/01(火) 00:44:59.70 ID:ayL5lTD0o
おつ
12:名無しNIPPER[sage]
2019/01/01(火) 02:58:32.62 ID:MdBbIr6N0
何ちゅー仲の悪い鎮守府だ。機能するんやろか
13:名無しNIPPER[sage]
2019/01/01(火) 07:10:36.61 ID:mXx0fgY9O
ええやん
14: ◆eZLHgmSox6/X
2019/01/01(火) 10:13:24.94 ID:DdEdvpJ/O
続き投下します
15: ◆eZLHgmSox6/X
2019/01/01(火) 10:14:10.19 ID:DdEdvpJ/O
〜〜〜
「ヘーイ、山城!今日はいつも以上に不幸な顔してるネー!」
階段を降り、その後は無事に食堂に着いた私は皆よりひと足遅い朝食をとっていた。無事とは言っても、朝食を終えてぞろぞろと自室に戻る不特定多数の艦娘からの陰口を考慮しなければの話だけれど。
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