423: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/03/25(月) 10:40:18.65 ID:xjPFSqoxO
山城「どうせ加賀の代わりに選ばれたのは、次の放送で呼ばれた二航戦とかでしょ?」
那珂「そうだよ。練度高めな空母ってもう二航戦の人しかいないし...」
山城「それもあるけど、一番の理由は速力よ」
424: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/03/25(月) 10:41:31.90 ID:xjPFSqoxO
那珂「そうなの?」
山城「ええ。それで、至急救援求むって状況で一番大事なのは何かしら?」
那珂「...!」
425: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/03/25(月) 10:42:05.02 ID:xjPFSqoxO
山城「...はぁ、姉様が大変なのに何も出来ないなんて...不幸だわ...」
山城はブツブツと愚痴っている。
山城「私も高速艦だったら...」
426: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/03/25(月) 10:43:31.63 ID:xjPFSqoxO
那珂「山城さんも...低速だから...?」
山城「まぁ...ね」
その時、山城はこう言ったではないか。
427: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/03/25(月) 10:45:00.35 ID:xjPFSqoxO
加賀の行動の理由をさっき執務室に居たメンバーにではなくあえて山城に聞いたのは、こちらの方についても気になっていたからであった。
あの件は当時、那珂にとっての山城像をいっそう悪くするものであった。
川内から事情の存在を聞いて以来、那珂は山城への見方を変えることになったわけだが、その騒動については“事情”とやらのためにあえてヘイトを集めたかっただけだと強引に納得していた。
428: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/03/25(月) 10:45:36.84 ID:xjPFSqoxO
那珂「...どうしてそれを言わないの...?」
那珂は素朴に尋ねる。
山城「私は周りに良い人だって思われたいわけじゃないわ」
429: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/03/25(月) 10:46:37.46 ID:xjPFSqoxO
山城「...今回の件で貴方以外に加賀の思惑に気づいていない人はいるのかしら」
山城は那珂の質問には答えず、逆に質問で返してきた。
那珂「今考えれば最初の放送で呼ばれた人達は私以外みんな気付いてそうだった...もちろん提督も...」
430: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/03/25(月) 10:47:16.52 ID:xjPFSqoxO
那珂「...でも川内ちゃんをドックで見送る時に、二航戦の人達が同じ事を加賀さんに聞いてたから...」
那珂「もしかしたら蒼龍さんと飛龍さんも分かってないのかも」
山城「そう...」
431: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/03/25(月) 10:48:09.24 ID:xjPFSqoxO
山城「加賀は私みたいになる理由が無いわ」
山城「“みんな仲良く”がモットーのアイドルなんだから、期待してるわよ」
那珂の頭を軽く撫で、山城はこう言い残した。
432: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/03/25(月) 10:48:50.88 ID:xjPFSqoxO
那珂「(青葉さんや暁型のみんなに教えてあげなきゃ...!)」
先日山城の事情を共に探ることになった青葉、そして同じく青葉が仲間に引き入れた暁型の3人に今聞いた話を共有しようと思った。
そして・・・
433: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/03/25(月) 10:49:25.27 ID:xjPFSqoxO
今回はここまでです
遅筆に付き合って頂いて有難いかぎりです・・・
624Res/292.76 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20