413: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/03/25(月) 10:29:51.48 ID:xjPFSqoxO
2人は山城の言葉を聞いて、途端に激高し激しく罵った。
口に出さないだけで、赤城や響も明らかに白い目を山城へ向けていた。
中立派の金剛はただ困った顔をして山城を見ていた。
414: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/03/25(月) 10:31:05.39 ID:xjPFSqoxO
那珂「(そして罵倒に走った満潮ちゃんと最上さんに対しても「感情でしか動けないなら黙ってなさい」って言い返して...)」
最後には、「今あんたらが私を罵ってる無駄な時間に出撃した方がいいわよね」なんて言葉を挑発的にも言ったのだ。
その無駄な時間のきっかけを作った者が言うのだから、ますます周りの怒りの炎を大きくしたのだが・・・
415: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/03/25(月) 10:32:05.09 ID:xjPFSqoxO
結局それが一番妥当な落としどころかであった。
そもそも最上だって山城とともに行動するなど嫌なのであったし 。
そうして山城の代わりに霧島が編成に加わった救援部隊は見事に出撃部隊を無事帰還させたのである。
416: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/03/25(月) 10:32:40.59 ID:xjPFSqoxO
それならば手っ取り早く理由を知っているであろう姉妹艦に聞けば良いのだが、那珂はこれをあることに利用したかった。
あれこれ考えているうちに、気づけば那珂は普段ライブステージに使っている朝礼台を通り過ぎていた。
そこで目線を前方にやれば、やはり期待通りにその人が居たのである。
417: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/03/25(月) 10:33:29.85 ID:xjPFSqoxO
那珂「やっましろさーん!那珂ちゃんだよー!!」
山城「...。はぁ...。」
ベンチに座って本を読んでいた山城は、急に背後から大声で話しかけられて困惑している。
418: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/03/25(月) 10:34:44.68 ID:xjPFSqoxO
山城「そういうわけじゃ...ここの居心地がいいだけよ」
那珂「素直じゃないなぁ〜」
今那珂が言ったことは事実である。
419: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/03/25(月) 10:36:33.92 ID:xjPFSqoxO
山城「そういえば...さっき放送あったし今日はライブ中止にするのかしら」
そう山城が聞いてきた。
那珂はことわりを入れることなく、山城の隣りに座った。
420: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/03/25(月) 10:37:19.59 ID:xjPFSqoxO
山城「まぁでも編成考えれば対空も対潜も備わってるし、それで救援まで来るんだから大丈夫でしょ」
山城「それに姉様は強いわ」
持ち前の冷静さと同時に、自身を嫌う姉への信頼を覗かせた。
421: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/03/25(月) 10:38:30.74 ID:xjPFSqoxO
那珂「そうなんだよね...私はまだ練度がそこまで高くないから選ばれなかっただけなんだけど」
那珂「加賀さんは指名されたのに拒否したんだよね...」
那珂はそう言うと山城の表情を見逃すまいと顔を向ける。
422: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/03/25(月) 10:39:19.77 ID:xjPFSqoxO
那珂「...あれ?てっきり加賀さんに憤ると思ったけど...」
ここで那珂はわざと自然な感じを装ってそう零した。
山城「...?どうして加賀に怒るのよ」
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