350: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/03/23(土) 02:34:09.29 ID:LY9D/QEiO
今日も正規空母の日課である朝稽古があった。
そこでこれまたいつも通りに小言ばかりの加賀に苛立ち、瑞鶴もそれに応酬して喧嘩になった。
ここまでは普段と同じである。
351: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/03/23(土) 02:36:01.29 ID:LY9D/QEiO
またこの出撃は瑞鶴の旗艦経験を積ませる事だけが目的でなく、むしろ巡洋艦や戦艦の弾着観測射撃技術向上のための実践的練習の意味が強かった。
ちなみに本日この対象となったのは扶桑、羽黒、球磨であった。
352: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/03/23(土) 02:36:52.24 ID:LY9D/QEiO
それもそのはずで、そもそもこの海域では基本的に敵に空母は出てこないか、出てくるとしても1部隊につき1体程度である。
瑞鶴のレベルでも制空権確保は可能であり、これにさらに保険をかけて龍驤まで付き添わせてあるのだ。
353: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/03/23(土) 02:38:27.79 ID:LY9D/QEiO
当初は出撃海域にある諸島周辺の敵を殲滅したら帰投する予定であった。
しかし2戦終えて作戦目標完遂を確認した時、前方のそう遠くはない位置にもう1部隊いるのが見えた。
354: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/03/23(土) 02:40:01.25 ID:LY9D/QEiO
こうして予定外の戦闘を始めたが、ここでまず最初のトラブルが起こる。
先ほどまでと同様に制空権を取ってから段着観測射撃で圧倒した。
ここまでは良かった。
355: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/03/23(土) 02:41:17.87 ID:LY9D/QEiO
ソナーを積んだ村雨が探知できなかった理由は、相手方の精度の低い砲撃がこちらの周辺に飛び散り聴音機能を封殺していたからであった。
その隙に雷撃可能範囲にまで侵入されていたのだ。
とはいえ既に水上の敵部隊には優勢に戦闘を進めていたためこれをまもなく殲滅し、潜水艦についても村雨が壊滅させた。
356: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/03/23(土) 02:43:13.89 ID:LY9D/QEiO
そして諸島間を縫うように来た道を戻り、ついにそこを抜け開けた場所に到達した時であった。
次のトラブルに見舞われることになる。
357: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/03/23(土) 02:44:10.40 ID:LY9D/QEiO
これまでの戦闘が順調だったとはいえ、航空機の消耗は無視出来ない程にはあった。
更には味方も対空射撃を想定した装備は全くしていない。
358: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/03/23(土) 02:45:39.74 ID:LY9D/QEiO
しばらくしてそう遠くない地点で両者の航空機が戦闘を開始した。
やはり読み通り五分五分が精一杯というところであったが、ここで更なる試練が到来することになる。
359: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/03/23(土) 02:47:11.02 ID:LY9D/QEiO
瑞鶴「提督さん!すぐに救援お願いっ!」
瑞鶴「敵本体を見てないから分からないけど...ヲ級3体分の戦力はある...いや、もしかしたら鬼か姫がいるかも...!」
360: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/03/23(土) 02:48:13.48 ID:LY9D/QEiO
そこで加賀の名前が自然と出たのは、何だかんだで瑞鶴にとって加賀は1番信頼できる先輩であったからであった。
もちろん搭載数といった性能面もそうだが、何より彼女なら性能等に関係なく己の積み上げてきた技術で圧倒してくれるはずという強い確信があったのだ。
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