345: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/03/23(土) 02:28:36.73 ID:LY9D/QEiO
瑞鶴「あれほどの敵の存在だってもともと作戦段階では想定外で...それでピンチになって救援要請したら心配するどころか説教で」
瑞鶴「挙句に救援艦隊入り拒否して赤城さんと二航戦の先輩に私を押し付けただけなんてね...!」
翔鶴「加賀さんが私情でそんなことするなんて思えないけど...」
346: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/03/23(土) 02:29:46.82 ID:LY9D/QEiO
瑞鶴「古参仲間だからって、ばかわうちもあっちの味方するし...ムカつくムカつくムカつく!!」
翔鶴「ちょっと...」
普段から犬猿の仲で通ってる瑞鶴と加賀。
347: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/03/23(土) 02:30:44.34 ID:LY9D/QEiO
瑞鶴「援軍に来てくれたのがアイツ除いた正規空母フルメンバーでむしろ嬉しかったしね、焼き鳥なんか顔も見たくないわよ」
瑞鶴「あんな冷酷だなんて思わなかった...認めてもらおうって頑張ってきたのに...!」
翔鶴「瑞鶴...」
348: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/03/23(土) 02:32:19.94 ID:LY9D/QEiO
瑞鶴は涙を浮かべながらもも意地で何とかいつものように罵倒で精神を保っているという感じである。
そしてその涙は、悔し涙などというある種のポジティブさを含んだものなどではなく、明らかにショックや悲しみといったものを隠しきれずに出てきたものであった。
349: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/03/23(土) 02:32:53.93 ID:LY9D/QEiO
那珂「那珂ちゃんも救援部隊編成決める時に執務室呼ばれてたし、川内ちゃんにも不満があるみたいだから...よければ瑞鶴さんの話聞くよ?」
その那珂の言葉で少しだけ落ち着き、瑞鶴は改めて事のあらましを語ることにした。
350: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/03/23(土) 02:34:09.29 ID:LY9D/QEiO
今日も正規空母の日課である朝稽古があった。
そこでこれまたいつも通りに小言ばかりの加賀に苛立ち、瑞鶴もそれに応酬して喧嘩になった。
ここまでは普段と同じである。
351: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/03/23(土) 02:36:01.29 ID:LY9D/QEiO
またこの出撃は瑞鶴の旗艦経験を積ませる事だけが目的でなく、むしろ巡洋艦や戦艦の弾着観測射撃技術向上のための実践的練習の意味が強かった。
ちなみに本日この対象となったのは扶桑、羽黒、球磨であった。
352: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/03/23(土) 02:36:52.24 ID:LY9D/QEiO
それもそのはずで、そもそもこの海域では基本的に敵に空母は出てこないか、出てくるとしても1部隊につき1体程度である。
瑞鶴のレベルでも制空権確保は可能であり、これにさらに保険をかけて龍驤まで付き添わせてあるのだ。
353: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/03/23(土) 02:38:27.79 ID:LY9D/QEiO
当初は出撃海域にある諸島周辺の敵を殲滅したら帰投する予定であった。
しかし2戦終えて作戦目標完遂を確認した時、前方のそう遠くはない位置にもう1部隊いるのが見えた。
354: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/03/23(土) 02:40:01.25 ID:LY9D/QEiO
こうして予定外の戦闘を始めたが、ここでまず最初のトラブルが起こる。
先ほどまでと同様に制空権を取ってから段着観測射撃で圧倒した。
ここまでは良かった。
355: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/03/23(土) 02:41:17.87 ID:LY9D/QEiO
ソナーを積んだ村雨が探知できなかった理由は、相手方の精度の低い砲撃がこちらの周辺に飛び散り聴音機能を封殺していたからであった。
その隙に雷撃可能範囲にまで侵入されていたのだ。
とはいえ既に水上の敵部隊には優勢に戦闘を進めていたためこれをまもなく殲滅し、潜水艦についても村雨が壊滅させた。
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