317: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/03/17(日) 10:21:47.35 ID:ipNkQLlXO
提督「それは暁型とか初春型を考えてやればいい」
青葉「...?」
提督「人数の問題なんだ。彼女たちは4人だからな」
318: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/03/17(日) 10:23:30.56 ID:ipNkQLlXO
青葉「そんなことが...」
提督「実際に改装直後に暁が着任したしなぁ...」
提督は山城の的確な配慮を振り返って思わず感嘆している。
319: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/03/17(日) 10:24:22.82 ID:ipNkQLlXO
提督「これについても、もう少し小さい艦娘達を考えろって言ってたな」
提督「まぁそれも正論だ。青葉は着任時に図書室案内されたか?」
青葉「ええ、古鷹さんにしてもらいましたよ」
320: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/03/17(日) 10:26:21.42 ID:ipNkQLlXO
提督「そんなわけで改装後は新設した図書倉庫にそれらを入れて、開架としては読みやすい本を中心にしているってわけだ」
提督「皮肉にも自分の提案で新設した図書倉庫は、今じゃ山城が周りを気にせずに図書室を利用するための隠れ家みたいになってるらしいがな...」
青葉「そうですね...」
321: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/03/17(日) 10:27:09.91 ID:ipNkQLlXO
普段ならスクープを匂わせるその発言にすぐに食いつくはずだった。
それでも今はそんな気にはなれなかった。
いつまでも真実の核心に迫れないというモヤモヤはあるが、それでも山城の既存の人物像が青葉の中でポロポロと崩れ落ちていく感覚は確かにあった。
322: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/03/17(日) 10:28:50.03 ID:ipNkQLlXO
こうなると、提督との約束を早速破るつもりではないが、山城についての真実の欠片を拾うたびに疑問は深まるばかりなのである。
提督「...繰り返すが私も理由をちゃんと知ってるわけじゃない」
提督「知ってる事情から推測して何となく察した気になってるだけだ」
323: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/03/17(日) 10:30:55.03 ID:ipNkQLlXO
提督「最近調子はどうなんだ?」
青葉「...まぁいい感じですよー」
青葉のその返答を聞いて提督は少しだけ何か考え事をする。
324: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/03/17(日) 10:32:06.03 ID:ipNkQLlXO
提督「...多分古鷹も中破は当たり前のようにするだろうし、大破撤退も普通に想定されるが」
提督「それでも大丈夫そうか?」
青葉「それは...」
325: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/03/17(日) 10:33:32.88 ID:ipNkQLlXO
提督「私もなるべく余裕を持った戦略を立てたいし、激戦海域にはかなりの高練度勢だけを送るつもりだよ」
提督「青葉には古鷹と別艦隊で前哨戦を担当してもらおうと思ってる」
青葉「でも私も古鷹さんを側で助けたいですし...」
326: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/03/17(日) 10:34:40.75 ID:ipNkQLlXO
提督「いいってことさ。君はそういう時こそいつもみたいに気楽で居るべきだよ」
青葉「(哨戒とか遠征ならまだしも、やっぱり私は古鷹さんと同じ艦隊ではまだ戦える気がしません...)」
青葉「(早く自信を持って古鷹さんを守れるようになりたいなぁ...)」
327: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/03/17(日) 10:40:16.12 ID:ipNkQLlXO
時計を見れば確かに時間を使いすぎたようだ。
提督のその言葉によってようやく青葉はいつも通りの陽気な青葉に戻る。
青葉「そうですね!それじゃあ食事中は提督のプライベートについて取材しちゃいます!」
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