228: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/03/09(土) 01:28:40.55 ID:J91t5PLpO
響「残念ながら私達が知ってることは何も無いんだ」
暁や雷が躊躇いなく話そうとするところに、響が被せるように言った。
何となく響から警戒心を読み取った暁と雷は驚きと不安を隠せぬまま黙って響を見つめた。
一方の響は動じずクールな表情を保っている。
響「だけど“お人好し”なのだって、私達の妹の大事な長所だからね」
響「だから私達は、たとえ電が必要無いまでの優しさを振り撒いていても、それを見守るだけなのさ」
響は終始落ち着いていた。
それに今言ったこと自体は彼女の本心でもあった。
青葉のインタビューを回避しようとする意図以外は、まさに嘘偽りのない返答なのだ。
それゆえに響の落ち着きは暁や雷の動揺を打ち消すほどの自然さをもたらしたのである。
しかし・・・
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