24:1[saga]
2019/01/03(木) 23:59:32.44 ID:HLw/mjUv0
「ところで警視庁の刑事さんがフェリーに乗るなんてもしかして未確認生命体が絡んでいるんですか?」
そんな哲也と五代の会話を遮るように木野が思わずそんな質問をした。
その質問を聞いて乗客たちが思わずどよめいた。
――――未確認生命体
長野県九郎ヶ岳から出現した謎の生命体。
その出自は未だ不明で各地に出没する怪人集団のことだ。
ヤツらはまるでゲームのように人間を殺戮する危険な存在。
最近では都内に出没するようでこんな四国の高松市までは未確認など現れない。
だからこのフェリーの乗船客も安心して旅行していた。
だがあの未確認生命体が現れるとなれば話は別だ。
このことから乗客たちは動揺を顕にしていた。
「いえ、そんなことはありません。何かあれば我々警察が動きますから安心してください。」
とりあえず船の中でパニックを起こすのはまずい。
一条はなんでもないと乗客たちを落ち着かせてひとまずその場は静まった。
そんな時、一条の携帯に連絡が入った。どうやら上層部からの指示が出たようだ。
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