123:1[saga]
2019/06/17(月) 20:10:13.68 ID:eMFfSVab0
そう、先ほどダグバが語っていたように神は人を愛していた。
古の時代、神は戦いで力を使い果たしこの地で深い眠りについた。
それからは自らが生み出した人を愛し見守ってきた。そこへC1号が現れた。
C1号は何を勘違いしたのか島に住む人間を生贄として捧げてきた。
これまで何人もの罪なき者の命を屠ってきた。
この行為をC1号は神のためと称していたがそれはまったくの逆だった。
神はこの行為を疎ましく思っていた。何故このような酷い行いをするのか。
C1号が生贄を連れて殺める度に嫌悪感を募らせていた。
どんなに止めたく思っても今の自分は遺跡で眠り続けるだけの存在。
これを止める術はなかった。そんなある日のこと、奇妙な変化が起きた。
それは12年前、仮面ライダーBLACKとの戦闘でC1号が敗北しながら帰ってきたことだ。
この男はどういうわけか瀕死の重傷を負っていた。勿論見捨てることも出来たが…
それでもひとつだけ気になることがあった。C1号は古の時代に存在したグロンギの一族。
並大抵の人間が立ち向かえる相手ではない。
そんなC1号にここまで傷を負わせたということは…
そこで神はある試みを行うべくC1号に力を授けた。
すべてはC1号に恩恵を与えるためではなく自らが愛した人を確かめるために。
『お前は人を殺しすぎた。』
神がその手刀を引っこ抜くと同時にC1号の体をまるでゴミのように投げ飛ばした。
この光景にクウガとRXに緊張感が走った。
あのC1号をこうも容易く瞬殺する金色の戦士が現れた。
だがそんなことなど今はどうだっていい。問題なのはこの戦士が敵なのか味方なのかだ。
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