姉「彼氏を虜にする方法、知りたくない?」妹「なにそれ、知りたい!」
↓
1-
覧
板
20
1
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2018/12/28(金) 22:10:17.79 ID:T+gyQ9sf0
「入って」
「お邪魔します」
彼氏が家に来たので、出迎えた。
彼は律儀に挨拶をして、敷居を跨ぐ。
すると、リビングから姉が顔を覗かせた。
「お! いらっしゃい、副会長」
「ああ、今日もお邪魔させて貰うぞ」
「毎度毎度かしこまらなくていいわよ。それより、ちゃんと宿題持ってきた?」
「おう。約束通り、持って来たぞ」
「ありがと! やっぱり持つべき者は頼れる副会長ね! あんたが妹の彼氏で本当に良かった!」
親しげにやり取りをする、姉と彼氏。
念を押しておくが、彼は私の彼氏である。
それなのに、2人の距離はとても近い。
その理由は、我が校の生徒会役員同士だから。
姉が会長で、私の彼氏が副会長。
校内においても、校外においても、仲が良い。
高身長の彼と、女子にしては背が高めな姉。
立ち並ぶと、とても絵になるベストカップル。
ちなみに私はチビ。おまけに貧乳だ。
姉は胸が大きく、ウエストは私よりも細い。
十人男が居れば、十人とも、姉を選ぶだろう。
それでも、この人は、私を選んでくれた。
私だけの、かけがえのない、彼氏なのだ。
「……行こ」
「ああ、わかった」
袖口を引っ張って、彼氏を自室に連れ込んだ。
SSWiki :
ss.vip2ch.com
2
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2018/12/28(金) 22:12:46.29 ID:T+gyQ9sf0
「数学のこの問題、難しくなかった?」
「ああ、これはこの公式に当て嵌めて……」
「ははあん。なるほどね〜」
彼氏と一緒に、当然のように姉もついてきた。
以下略
AAS
3
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2018/12/28(金) 22:15:48.77 ID:T+gyQ9sf0
「お姉ちゃん、近すぎ」
「あんたにだけは言われたくないわよ」
しばらくして、私の苛立ちは頂点に達した。
姉に彼氏との距離を注意するも言い返された。
以下略
AAS
4
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2018/12/28(金) 22:17:53.04 ID:T+gyQ9sf0
「おまたせ」
「お、おう。どうしたんだ、その格好は?」
「そのTシャツ、サイズが合ってないわよ?」
速攻で戻ってきた私に、2人の視線が集まる。
以下略
AAS
5
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2018/12/28(金) 22:19:40.09 ID:T+gyQ9sf0
「……ありがと」
赤面しつつ、彼氏の思いやりに感謝する。
なんかとっても嬉しいけど、とっても複雑。
ものすごい醜態を晒したような気分になった。
以下略
AAS
6
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2018/12/28(金) 22:21:25.34 ID:T+gyQ9sf0
「紹介するわ。同じクラスの同級生よ」
「どうも、お邪魔してます」
「あ、どうも」
私が中2の時に、姉が男友達を家に招いた。
以下略
AAS
7
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2018/12/28(金) 22:23:02.41 ID:T+gyQ9sf0
「ゲームもいいけど、勉強も頑張んなさい」
「……勉強苦手」
中3になると、事あるごとに勉強しろ言われた。
以下略
AAS
8
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2018/12/28(金) 22:25:07.09 ID:T+gyQ9sf0
「あの!」
「ん?」
「私、同じ高校に受かりました!」
「おお! それは良かった! おめでとう!」
以下略
AAS
9
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2018/12/28(金) 22:27:41.68 ID:T+gyQ9sf0
「それじゃあ、そろそろ俺は帰るよ」
「えっ? もう?」
回想を終えると、彼が帰宅する時間となった。
不満を視線に込めると、困ったような表情。
以下略
AAS
10
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2018/12/28(金) 22:29:41.80 ID:T+gyQ9sf0
「お姉ちゃん、ちょっと」
「なによ」
「明日は2人きりにして」
切実な願いを姉に要求すると、鼻で笑われた。
以下略
AAS
28Res/29.65 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
書[5]
板[3]
1-[1]
l20
姉「彼氏を虜にする方法、知りたくない?」妹「なにそれ、知りたい!」-SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1546002617/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice