ダイヤ「クリスマスのサンタさま」千歌「……え?」
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14: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2018/12/28(金) 05:47:00.46 ID:61VgGgXt0




果南「おーい、千歌ー!!」

千歌「果南ちゃん……!! 来てくれたんだ……」

果南「まあ、提案した手前ほっとくのもね……」

千歌「あれ、でもジェットスキーって夜間は使えないよね?」

果南「だから手漕ぎボートで」

千歌「……なんか、また果南ちゃんの脳筋エピソードを聞かされてる気がするけど、考えるのは後にするよ……とりあえず、探さないと」


浜辺に四つん這いになって、探す。


千歌「シーグラス……」


果南ちゃんの提案したものは、シーグラスだった。

綺麗に光る、浜辺の宝石。

暗がりの中で探すのは大変だけど、先ほどから何個か見つけている。


果南「拾ったやつ、見せて」

千歌「あ、うん」

果南「どれどれ……」


シーグラスを詰めた袋を手渡すと、果南ちゃんは持ってきたペンライトで品定めを始める。


果南「緑、透明、茶色、オレンジのも……結構いろいろあるもんだね」

千歌「うん!! 意外とどうにか!」

果南「なんか、色によってはかなり希少なシーグラスもあるって聞いたよ」

千歌「ホント!?」

果南「何色だったっけ……赤だっけか」

千歌「こんなときはAqoursの知恵袋に……!!」


──prrrrrrrr.....


花丸『……もしもし……ふぁ……』

千歌「あ、花丸ちゃん、ごめん寝てたよね……?」

花丸『……ん……千歌ちゃん……どうしたの……?』

千歌「あ、えっと……シーグラスについて聞きたいんだけど……」

花丸『シーグラス……? シーグラスってあのシーグラスずら?』

千歌「うん、今集めてて……」

花丸『……そうなんだ? ……えっと、シーグラスは海岸で見つかるガラス片で波に揉まれて、角が取れた小片が流れ着いたもののことだけど』

千歌「希少なやつとかって知ってる?」

花丸『んーっと……赤いのは5000個に1個、オレンジのは10000個に1個くらいの割合って言われてるずら』

千歌「え!? 果南ちゃん、オレンジのシーグラス!! さっきあったよね!?」

果南「え、あ、うん」

千歌「き、奇跡だよー!!!! オレンジは1万個に1個だって!!!」

果南「ホントに!?」

花丸『え、今って現在進行形なの!? 深夜の1時だよ!?』


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