ダイヤ「クリスマスのサンタさま」千歌「……え?」
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12: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2018/12/28(金) 05:44:43.88 ID:61VgGgXt0
果南『もしもし、千歌? どしたの?』
千歌「今一人!?」
果南『え、まあこんな時間だし、一人だけど……』
千歌「果南ちゃんはイブの夜にお一人様なの!!?」
果南『え、なんでいきなり煽られてるの……? まあ、さっきまで鞠莉と二人でディナー食べてたけど……』
千歌「へー!!!! それで鞠莉ちゃんとはいい感じなの!!!?」
果南『え、いや……鞠莉のはそういうんじゃないと思うけど……』
千歌「鞠莉ちゃんには同情するけど、果南ちゃんは私の味方だよ!!!! ありがとう!!!!!」
果南『は、はぁ……どういたしまして……? というかテンション高いね? 何かあったの? ……ってか、今日はダイヤと過ごすとか言ってなかったっけ』
千歌「そうだよ!! かくかくしかじか……なんだよ!!」
果南『……ダイヤってまだサンタ信じてたんだ……知らなかった』
千歌「知らないで居てくれてよかった!! 知ってたら、教えてくれなかったことを恨んでたところだったよ!!」
果南『かなり、ヤケクソ気味だね……』
千歌「だって、ぶっちゃけこの時間に内浦走り回ってもプレゼントなんて見つかるわけないじゃん!!!!?」
果南『……あーまあ』
千歌「私も最初は頑張ろうって思ったよ!!!? でも、私をあざ笑うかのように、古くから友から見捨てられたり、私が追い求めた恋人たちの夜をまざまざと見せ付けられる仕打ち、ちょっと軽くおかしくなりそうだよ!!!?」
果南『だいぶキてるね……』
千歌「もう一度お願い!!」
果南『え? ……だいぶ』
千歌「良い感じー!!!!!」
果南『……千歌、だいぶキてるね』
千歌「うん、自分でもこんなナチュラルハイみたいな感じになるの初めてかもしれないって思うよっ!!!!!」
果南『とりあえず、アテがない感じ?』
千歌「割と泣きそう。こんなときのための鞠莉ちゃんも電話繋がらないし」
果南『千歌は鞠莉のことなんだと思ってるのさ……。鞠莉はもう寝てると思うよ。めちゃくちゃ眠り深いから、朝になるまで何しても起きないと思う』
千歌「果南ちゃんが鈍感じゃなかったら、今頃、鞠莉ちゃんとロックなナイトを過ごしてるところだったと思うよ!!!!!」
果南『え、なに突然?』
千歌「でも、そうだったらチカの心の傷は今の比じゃないもんね!!! 鈍感な果南ちゃんで居てくれてありがとう!!!!!」
果南『……? どういたしまして……?』
鞠莉ちゃんが朝までオヤスミと言う話を聞いて、7人のメンバー中、4人が頼れないことが確定した。
残りは今進行形で相談している果南ちゃん含めて3人、だが。
果南『ルビィちゃんに電話掛けるってのは? 何か知ってるかもしれないし』
千歌「考えはしたけど……ルビィちゃんもサンタさん信じてたらどうするの?」
果南『…………確かに』
ルビィちゃんに相談した結果『え……サンタさんって……居ないの?』なんて言われたときには私はどうすればいいんだろうか、
しかも、ルビィちゃんを端にその先でほぼ確実にダイヤさんに波及する。
黒澤姉妹の夢を同時に壊した先で、私はその良心の呵責に耐え切ることが出来るだろうか? いや無理だ。
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