4: ◆sIp4df23h.[saga]
2018/12/26(水) 17:28:51.63 ID:8aWmrgWAo
男「違うようで安心しました。駆け引きとかそういう良くわかんねーのでハッキリさせとこうかと」
女先輩「あ、いや! ……あながち、間違いじゃない……のかも?」
男「そうなんですか? 変に期待を持たせるのも悪いのでハッキリ言っておきますけど、女先輩とは付き合えないっす」
女先輩「え……」
男「弟と妹立派に育てるまでは俺の事なんて二の次なんで。人のこと幸せにする余裕も無いし、すんません」
女先輩「……あ、いや、その……ぅー……と、友達になりたいかなって……」
男「友達ですか? それくらいなら全然。遊びにとかあんま行けないっすけど」
女先輩「……友達から、あわよくばお付き合いできないかな、と下心を働かせました……」
男「……わざわざ言わんでも」
女先輩「だって! 前から良いなって思ってたけど話すタイミング無くて! 友達が彼氏できたって毎日のろけて来て! 私だって彼氏欲しいって思ったんだもん!」
男「だからいきなり一緒に帰ろうとか言い出して来たんすね」
女先輩「今日からちょっとずつ仲良くなろうと思ってたのにいきなり白黒つけられるし!」
男「なんかすいません。ってかなんで俺なんすか?」
女先輩「……今言ったのもそうだけど、後輩への指導とか面倒なお客の相手してる時とか、すごいカッコいいと思ってて……なにこれ公開処刑!?」
男「指導って、別に特別なこと何もしてないっすけど」
女先輩「……何でもない事の積み重ねだもん、そういうのって」
男「でも好意を持たれてるっていうのは素直に嬉しいのでありがとうございます。なんか出だしから台無しにしちまってすいません」
女先輩「そういう優しさが余計に響くから!」
男「と、俺の家ここです。良かったら寄ってきますか? 飯食べてきます?」
女先輩「………………是非」
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