ミニスカサンタ娘「貰って、くれますか……?」
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8:名無しNIPPER[sage sage]
2018/12/24(月) 22:25:58.94 ID:dEp6YdU10
「とにかく、あなたには資格があるのです!」
「資格?」
「良い子はプレゼントを貰う資格があります」

良い子って。もうそんな歳じゃないってのに。
それに子猫の件も里親に任せきりだ。
ちょくちょく様子を見に行く勇気がなかった。
不審者と思われたくなかったからな。
何より、俺はもういい歳こいた大人だった。

「俺はもう子供じゃないぞ?」
「だからと言って、見過ごせません!」
「プレゼントなんて、もう何年も貰ってない」
「ですから、見かねて私が来たのですよ!」

どうやら使命感に燃えている様子。しかし。

「だけど、俺はもう子供じゃない」
「うっ……それは、そうですけど」
「これは、ルール違反じゃないのか?」

サンタは子供にプレゼントを配る存在だ。
大人よりも一人でも多くの子供に渡すべきだ。
そのことを指摘すると、泣きそうな顔をして。

「くすんっ……貰ってくれるまで、帰りません」

なんて言われると、もうどうしようもない。

「わかったから、泣くな」
「貰って、くれますか……?」
「ああ、だからちょっと考えさせてくれ」
「またそうやって私に意地悪して……はうっ」

泣かせたくなくて、つい頭を撫でると。
サンタは突然その場に蹲った。びびった。
そんなに、頭を撫でられるのが嫌だったのか。


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