4:名無しNIPPER[sage saga]
2018/12/24(月) 22:10:35.04 ID:dEp6YdU10
「サンタ、だと?」
「はい。まだ新人ですけど、免許もあります」
そう言って、身分証を提示された。
受け取ってまじまじと見ると、よく出来てる。
顔写真に、有効期限。サンタ協会の判子まで。
ガキのままごとにしては、リアルすぎた。
「これ、本物なの?」
「はい、本物ですよ」
そう言われても、俄かには信じられなくて。
「サンタである確証を見せて貰えるかな?」
「免許証だけでは納得出来ませんか?」
「ちょっと信じられなくてさ」
「でしたら、プレゼントをお見せしますか?」
「プレゼント?」
一瞬ポカンとしてから、すぐに思い至る。
プレゼントか。それはたしかにサンタらしい。
サンタと言えば、プレゼントを配る存在だ。
「くれるのか?」
「はい、特別にお好きな物を差し上げます」
「いいのか?」
「えっと、実は、我々サンタは秘匿すべき存在でして、こうして姿を見られるのは問題なのですよ。だから、もしよろしければ、このことは口外しないで欲しいのですが……」
なるほどな。要するに、口封じってわけか。
なんでも好きな物をあげるから口外するなと。
そう言われても、咄嗟に何も思い浮かばない。
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