勇者「彼は正しく英雄だった」
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74:名無しNIPPER[saga]
2018/12/30(日) 00:43:22.61 ID:YK9aznjmO

第九話

翌日早朝

受付嬢「ですから、戦士は昨晩に死亡しました」

将校「ならば遺体を引き渡せ」

受付嬢「遺体を? 何故でしょうか?」

将校「貴様には関係ない。遺体は何処にある」

受付嬢「存じ上げません。遺体の処理は依頼を担当した傭兵に任せております」

将校「いい加減にしろよ、小娘。俺の部下が此処に戦士を担ぎ込んだ所を見ているんだよ」

受付嬢「だったら何だと言うのです。我々には貴方に協力する義務はありません」

将校「国の庇護を受けていながらその言い分は通用しない。薄汚い傭兵にも、それを斡旋する貴様等のような乞食にも、国に協力する義務がある」

受付嬢「その薄汚い傭兵と乞食があなた方に代わってこの街を守ってきたのです」

受付嬢「貴方は庇護と口にしましたが、戦時のどさくさで奪われた時から今まで庇護を受けた記憶はありません。母にも、私にも」

将校「貴様が国を恨んでいようが関係はない。こうして兵を引き連れてやって来たのが庇護でなくて何だ」



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