勇者「彼は正しく英雄だった」
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268:名無しNIPPER[saga]
2019/01/23(水) 23:47:26.03 ID:hT6/aIqMO

▼監視者は考え込んでいる。

監視者「この世の者とは思えないほどの美女がいたとする。彼女は極めて原始的で服を着ることもしない。いつも裸だ」

監視者「更には意思疎通は出来ない。安易に近付けば直ぐさま殺される。とても危険な女性だ」

監視者「彼女は水場で水を飲み、腹が減れば獣を狩り、喰らう。彼女はただ生きている」

監視者「着飾りもせず、媚びもせず、自分を曲げることもしない。彼女の心はいつも自由の中にある」

監視者「そして私は、そんな彼女の私生活を覗き見て涎を垂らす変態だ」

魔法使い「紛う事なき変態じゃん」

戦士「間違いねーな」

監視者「やっと理解してくれたようで嬉しいよ。さて、とっとと帰ってくれ。語っている内に気が昂ぶってきた。私にはやらなければならないことがある」

戦士「今すぐ帰る。席から立ち上がるのは俺達が出て行ってからにしてくれ」



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