勇者「彼は正しく英雄だった」
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216:名無しNIPPER[saga]
2019/01/17(木) 00:51:09.36 ID:UlC/3mmdO

老人「それからこれもだ。これは、その雑誌に包まれていたようだ」

勇者「小瓶? 中身は?」

老人「それは分からん。だが、その記事には見覚えがある。傭兵が持って行った物だ」

勇者「師が? なら、この記事にも何か意味があるはずだ。何か手掛かりが……」

▼勇者は紙面に目を通した!

勇者「……」

老人「どうだ? 何か書いてあったか?」

勇者「……頼るべき者達とその居場所が書いてある。この記事そのものが伝言だったんだ」

老人「頼るべき者達……傭兵か。確かに軍を頼れない今、頼れるのは傭兵しかいない。場所は?」

勇者「国の干渉を受けない場所、軍の存在しない唯一つの街、彼等はそこにいる」


勇者「師の故郷、傭兵の街に」



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