勇者「彼は正しく英雄だった」
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155:名無しNIPPER[saga]
2019/01/11(金) 23:55:43.35 ID:h08jzXpsO

戦士「かつての戦乱、国家統一戦争」

魔法使い「?」

戦士「この最後の国家間戦争の最中、一人の傭兵が伝説となった」

戦士「彼は人並外れた身体能力と卓越した戦闘技術によって数多くの戦果を上げ、自国防衛に幾度も貢献した」

戦士「その戦果を聞いた誰もが歴戦の傭兵と信じて疑わなかったが、実際は十代そこそこの少年だったと言う」

戦士「脚色されたとしか考えられない華々しい活躍は民衆を奮い立たせ、希望を与えた」

戦士「一方、敵は彼を怖れた。異常なまでにな。敵国の王さえも彼一人を怖れた」

戦士「しかし、奮闘も虚しく彼は国を喪った。現国王によって国は統一され、幾つもの国が国ではなくなった」

戦士「だが、故郷は残った」

戦士「この街が彼の故郷であること知った現国王が敢えて滅ぼさなかったんだ。ここで、彼の戦いは終わった」

戦士「現国王は故郷の安全を約束し、彼に服従を誓わせた。彼は自国を滅ぼした連中に従わざるを得なかったんだ。故郷を守るためにな」



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