勇者「彼は正しく英雄だった」
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113:名無しNIPPER[sage]
2019/01/09(水) 22:08:32.22 ID:tGuYwrdyO

魔法使い「……それは絶対にないよ」

視線を外して呟くように言った。

言葉通り、連れ戻しになど絶対に来られない。魔法使いの両親は既に他界している。

戦士「そんなもんかね……」

その絶対という言葉に引っ掛かったが、それ以上追及することはしなかった。

魔法使いの態度から、両親との間に何かがあったということを察したのだろう。

恵まれた才能があっても順風満帆な人生を歩めるわけではない。それは戦士もよく知っていることだった。

魔法使い「そんなもんだよ。アンタは?」

戦士「あん?」



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