17:名無しNIPPER[sage saga]
2018/12/19(水) 23:44:13.29 ID:uEGK3sYu0
「義務って、なんで?」
「僕はキミの親友だから」
「意味がわからないよ」
「親友が間違えたら、叱るのが僕の役目さ」
などと、意味不明な理論を展開する佐々木。
「私が一体、何を間違えたって言うの?」
「この現状が、間違っている」
「またそれか……」
現状に対する違和感。相違。一体なんなんだ。
「キョン。いや、キョン子」
「わざと間違えてるでしょ?」
「そうとも。間違いを、正しているのさ」
キョンが正解ならば、キョン子が、間違い?
「つまり、私の存在が間違っていると?」
「いいや。キミの存在自体は間違いではない」
「どういうこと?」
「だから、キミの現状が、間違っているのさ」
また現状。すなわち変化した? では、それは。
「それは、いつから?」
「生まれた時から。つまり、昨夜遅くから」
「私は新生児じゃない」
「キミは産まれたての赤ん坊さ」
ドッキリだろうか? しかし、佐々木は真剣だ。
「キミは昨夜、女の子に、生まれ変わった」
いやいや、そんな阿保な。これ、笑うとこ?
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