星梨花「おとぎの国で大冒険!」未来「その1です!」
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11: ◆Zg71aiNoxo[sage saga]
2018/12/20(木) 19:23:08.07 ID:AuhNeEvy0


星梨花「ふぅ……やっと到着しましたね……」


目的の店に着いた時には、星梨花はだいぶ疲弊していた。
朝の薪拾いから始まりずいぶんと長い距離を歩いていたし無理もないだろう。


ミライ「よし、じゃあ入ろっか」


一方のミライはまだ元気が有り余っているらしい。
初めての案内役として張り切りすぎているのだろう。
ただ、いくら元気があっても、人間用に作られたドアを
妖精のミライが開けることは出来ない。
疲れた星梨花の手を煩わせるのも申し訳がないが、
これに関してはどうしようもない。
ミライは申し訳なさそうに星梨花を見つめた。


星梨花「……ああ! 私が開けないと入れないですもんね! ごめんなさい!」


ミライ「あ、うん、ごめんね……」


星梨花はミライに精一杯の笑顔を返しながらドアを開けた。
乾いたドアベルの音が聞こえてくる。


店員「いらっしゃいませ……って、見かけない顔ね。新しい子?」


ミライ「おばさん! お久しぶりです!」


店員「って、あら、ミライちゃんじゃない! 
   元気にしてた? 最近来てくれないから心配してたのよ〜」


ミライ「ごめんなさい! 最近入口の門番の仕事をしていて……」


店員「あらそうなの? ってことはその子はやっぱり新しく来た子?」


ミライ「はい! 『星梨花ちゃん』です!」


店員「そうなの? よろしくね、星梨花ちゃん」


星梨花「あっ、はい! よろしくお願いします!」


店員さんに一礼した星梨花とミライは店の一番奥の席に座った。
といっても、ミライはテーブルの上に羽根を下ろしているというのが正しい表現なのだが。




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