星梨花「おとぎの国で大冒険!」未来「その1です!」
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10: ◆Zg71aiNoxo[sage saga]
2018/12/20(木) 19:19:36.56 ID:AuhNeEvy0


ミライ「ふーん、じゃあ星梨花ちゃんが『ムラ』を出るのは初めてなんだ!」


星梨花「はい! だから、不安な半面、ちょっと楽しみなんです!」


先程までの不安を感じさせないほど、
星梨花は楽しそうに町までの道のりを歩いていた。
どうやら馬が合うのだろう、
星梨花とミライが打ち解けあうのにそう時間はかからなかった。


ミライ「ところで、星梨花ちゃん、お腹すかない?」


星梨花「そういえば……お昼ご飯をまだ食べてませんでした!」


ミライ「やっぱり! じゃあとっておきのお店に連れて行ってあげる!」


ミライは星梨花を先導して街へと下りていく。
その後ろを追いかけるように星梨花は歩を速めた。




街へ降りてくると、そこには妖精たちの日常が広がっていた。
いや、正確には妖精を連れた人々の暮らしと言うべきだろう。
市場には多くの農作物と海産物が並び、街の人は思い思いにその品物を買っていく。
広場は多くの人で賑わい、まるでお祭りの最中であるかのような雰囲気だった。


星梨花「うわぁ、凄いですね! 人がいっぱいです!」


ミライ「ここは街の中心部だからね! 昼間も夜もこんな感じだよ」


そう言いながらミライは目的地に向かって飛んでいく。
が、星梨花はそういうわけにもいかない。
ましてや村の外に出たことのない彼女にとって、
人込みというのは最大の障壁だった。





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