【艦これ】阿武隈「北上さんなんて、大っ嫌いなんだから!」
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76: ◆axPwtNeSoU[saga]
2018/12/19(水) 17:00:41.77 ID:ER7oh7KA0


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戦闘から2日後。

鎮守府に帰投した阿武隈達を出迎えた提督は大喜びだった。


「初の旗艦任務、ご苦労だった! 勝利もだが、全員無傷で帰還できたというのが実に素晴らしい!」

「い、いえ、あたしだけじゃなく皆さんの力あっての事ですし……」

「うんうん、功を誇らず勝ちに驕らずとは、実に奥ゆかしい、いい心掛けだ!」

「あ、いえ、ほんとあたしの力じゃなくて……っていうか、ちょ、提督! 前髪崩れちゃうから! もぉ、あんま撫でないで下さいってばぁ!」



……やっとのことで解放され、提督の執務室を出た阿武隈は、ふう、と息をついた。

その顔がだんだんと緩み、にんまりとした笑顔が浮かぶ。


「うふっ、うふふっ♪」


ダメだ。笑顔が押さえきれない。


初めての旗艦拝命でまさかの大戦果。提督も喜んでくれたし、みんなも褒めてくれた。ちゃんと期待に応える事ができた。


何より、誰にも怪我ひとつ負わせず、無事に連れて帰って来ることが出来た。


そう、あの時と同じように。



……これであの人が認めてくれてたら、少しでも褒めてくれてたら……今日は間違いなく、艦娘としての人生最良の日だったのに。


阿武隈の笑みが、少しだけ翳る。


「……北上さんの、ばーか」

「誰が馬鹿だって?」

「きゃうんっ!?」


比喩でも何でもなく、文字通り阿武隈は飛び上がった。

振り返るとそこには、複雑そうな表情で北上が立っていた。


「いや、北上さん、えっと……」

「……報告終わったんでしょ? ならちょっと顔貸しなよ。……少し話もあるし」


返事を待たずに、北上は歩き出した。





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