【艦これ】阿武隈「北上さんなんて、大っ嫌いなんだから!」
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62: ◆axPwtNeSoU[saga]
2018/12/19(水) 16:02:30.89 ID:ER7oh7KA0


(……なんか、気が削がれちゃった)


入渠施設の方に向かってゆっくりと歩き出す。


(……ふんだ。……今日のところは司令官もいるし、ちょうちょ結びは勘弁してあげるわよ)


道すがら、すれ違う艦娘たちが、阿武隈に近付くと一様にぎょっとした顔をして、それからこわごわとした表情で道を空ける。

身体中、頭のてっぺんから足の先まで朱色の染料まみれなのだから無理もないかな、とぼんやり思う。


しばらく歩いて入渠施設に辿り着いた。

施設の脇には、演習用の染料や出撃後の海水や泥を簡単に洗い流すためのシャワーがある。

そこに回ろうとした時に、ちょうど施設から出てきた鬼怒と鉢合わせした。


「うわっ!? あ、阿武隈ちゃん! どーしたの!?」

「……演習でちょっとね。染料かぶっただけだから大丈夫だよ」

「あ、うん、それなら……」


阿武隈の顔を見て鬼怒が言葉を止める。心配そうに、


「……阿武隈ちゃん、ほんとに大丈夫? 頭とか打ってない? 医務室とか行った方が良くない?」

「……大丈夫だってば。怪我したわけじゃないし。それより鬼怒ちゃん、道あけてくれない? あたし、髪とか身体とか早く洗いたくって……」

「あ、うん、ごめん……」


互いに身体を斜めにしてすれ違う。

今度大井さんに20・3cm砲の撃ち方教えてもらおうかなぁ、などとぶつぶつ呟いている阿武隈の背中を見送って、鬼怒は首をかしげた。





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