俺「ふざけんな、ドラゴンボール!」
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1:名無しNIPPER[saga]
2018/12/18(火) 18:10:37.56 ID:XRGF0DAI0

俺という人間を一言で表すなら、ダメ人間である。

勉強もスポーツもダメ、芸術方面もさっぱり分からず、ファッションセンスも皆無。

遊びだって知らないし、もちろん恋人なんかいない。

ダメなりに頑張ろう、という気概すらない。



あえて取り柄を挙げるならば、悪いことをしたことがない、くらいのものだろうか。

しかし、それだって単に悪事をはたらく度胸がないだけのことである。


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2:名無しNIPPER[saga]
2018/12/18(火) 18:13:11.55 ID:XRGF0DAI0

この先どれだけだらだら生きようと、俺に明るい未来がないことくらい分かる。

年を食い、よぼよぼになる前にいっそ自分で自分に始末をつけた方がいいのかもしれない。

以下略 AAS



3:名無しNIPPER[saga]
2018/12/18(火) 18:15:42.61 ID:XRGF0DAI0

ある休日、俺はぶらぶらとあてもなく街をさまよっていた。


その時だった。
以下略 AAS



4:名無しNIPPER[saga]
2018/12/18(火) 18:17:51.47 ID:XRGF0DAI0

気がつくと、俺は行列に並んでいた。

俺の他にも青白い火の玉がずーっと並んでいる。

以下略 AAS



5:名無しNIPPER[saga]
2018/12/18(火) 18:20:35.91 ID:XRGF0DAI0

俺が送られた天国は――

まさに楽園だった。

以下略 AAS



6:名無しNIPPER[saga]
2018/12/18(火) 18:26:22.66 ID:XRGF0DAI0

ところが、俺の天国生活はいきなり終わりを告げる。


何か抗いようのないものすごい力が俺を引き寄せ――
以下略 AAS



7:名無しNIPPER[saga]
2018/12/18(火) 18:28:59.62 ID:XRGF0DAI0

現世に戻った後の俺はみじめだった。


一度も死んでなかったならともかく、一度でもあの天国の素晴らしさを味わってしまったら、
以下略 AAS



8:名無しNIPPER[saga]
2018/12/18(火) 18:30:46.81 ID:XRGF0DAI0

最期の瞬間はよく覚えていない。


街の片隅でゴロツキと言い争いになり、腹部に鋭い痛みが走ったと思ったら、
以下略 AAS



9:名無しNIPPER[saga]
2018/12/18(火) 18:34:18.73 ID:XRGF0DAI0

二度目の生を終えた俺は、再び行列に並ぶ。

以前、俺を天国行きにしてくれた大男は、俺を見るなり顔をしかめた。

以下略 AAS



10:名無しNIPPER[saga]
2018/12/18(火) 18:36:33.58 ID:XRGF0DAI0

かくして俺は地獄に送られることになった。

自業自得である。

以下略 AAS



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