北条加蓮「藍子と」高森藍子「今日までのカフェで」
1- 20
28:名無しNIPPER[saga]
2018/12/15(土) 18:36:52.92 ID:cKoc2WBg0
加蓮「……いいんじゃないの。無理してカッコつけなくても」

藍子「加蓮ちゃんっ」

加蓮「下手に取り繕っていいことなんてなんにもないし。ってか、おじさんならそれくらい知ってるんじゃないの?」
以下略 AAS



29:名無しNIPPER[saga]
2018/12/15(土) 18:37:22.98 ID:cKoc2WBg0
「……さっきの……バカどもが、ガキを連れてくるんだ。そいつらが……退屈そうにしてたからな」

「そっちの、窓の向こうに、庭があってな……」

藍子「見ても、いいですか?」
以下略 AAS



30:名無しNIPPER[saga]
2018/12/15(土) 18:37:52.84 ID:cKoc2WBg0
加蓮「……あはは。庭で遊んでた子供って、それ、たぶんもっと小さい子の話でしょ。私達もうそんな歳じゃないよ?」

「あぁ……。まぁ、そうだな」

「この歳になると、10歳も0歳も同じに見えてな……」
以下略 AAS



31:名無しNIPPER[saga]
2018/12/15(土) 18:38:23.16 ID:cKoc2WBg0
加蓮「……」

藍子「……」

加蓮「……今日までのカフェ、か」
以下略 AAS



32:名無しNIPPER[saga]
2018/12/15(土) 18:38:53.37 ID:cKoc2WBg0
加蓮「今までさ、いつものカフェ……は、まぁいつものカフェだけど」

加蓮「都会のど真ん中のスイーツカフェに、郊外で静かなカフェに、常連さんがいっぱいいそうな謎解きカフェ」

加蓮「これからお客さんが増えそうな足湯カフェ、街角にあっていつでも人のいそうなカフェ」
以下略 AAS



33:名無しNIPPER[saga]
2018/12/15(土) 18:39:23.09 ID:cKoc2WBg0
藍子「…………」ギュ

加蓮「どうしたの。また暗いのが怖くなっちゃった?」

藍子「……暗いことよりも、もっと怖いんです」
以下略 AAS



34:名無しNIPPER[saga]
2018/12/15(土) 18:39:53.01 ID:cKoc2WBg0
藍子「……でも……加蓮ちゃんも、私も、目を背けてただけなのかもしれませんね」

藍子「カフェだって、アイドルだって、永遠に続くものなんて何も――」

加蓮「ま、いいんじゃないの? 見たくないものを見なくても」
以下略 AAS



35:名無しNIPPER[saga]
2018/12/15(土) 18:40:23.22 ID:cKoc2WBg0
藍子「……もう。加蓮ちゃんだって、やっぱり静かで暗いから、ネガティブになっちゃってたんじゃないですかっ」

加蓮「お」

藍子「ふふ。もうっ。加蓮ちゃん、いつも通りってすました顔だったのに! やっぱり強がりだったんですね?」
以下略 AAS



36:名無しNIPPER[saga]
2018/12/15(土) 18:40:53.34 ID:cKoc2WBg0
藍子「あ、もしかして怖いんですか〜?」

加蓮「ぬ」

藍子「だったら、私が一緒についていってあげますね♪」
以下略 AAS



37:名無しNIPPER[saga]
2018/12/15(土) 18:41:25.11 ID:cKoc2WBg0
藍子「……」

加蓮「……」

藍子「……ごめんなさい。嘘、ついてしまいました」
以下略 AAS



38:名無しNIPPER[saga]
2018/12/15(土) 18:41:53.48 ID:cKoc2WBg0
……。

「……はは」

「……なら、今日まで畳まなくて……良かったのかもな」
以下略 AAS



50Res/31.44 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice