ターニャ・フォン・デグレチャフ「座薬型、演算宝珠……?」
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25:名無しNIPPER[sage saga]
2018/12/09(日) 01:00:41.03 ID:qy0gTOWh0
100秒経過。

(この状況下で、笑った、だと……!?)

レルゲン中佐はパニックに陥っていた。
この絶望的な状況下で笑みを浮かべたデグレチャフ少佐が、怖くて堪らない。チビりそうだ。
しかし、逃げ出すことは出来ずにいた。
人差し指は、狂った幼女の尻穴に添えたまま。
もっと言えば、第一関節がめり込んでいる。
そうしなくては、演算宝珠が飛び出すからだ。

(動くに動けん! どうすればいいのだ!?)

焦った様子の中佐を、少尉は観察していた。

(ふん。今更慌てて……馬鹿みたいですね)

こうなることなど、最初からわかっていた。
それを想定していない時点で、底が知れた。
やはり、レルゲン中佐には任せられない。
セレブリャコーフ少尉はそう見切りをつけた。

「デグレチャフ少佐、お気を確かに」
「はぁ……はぁ……私は、もう駄目だ」
「大丈夫です。小官が付いています」
「セレブリャコーフ少尉、私を助けてくれ」
「少佐殿、もうしばらくご辛抱ください」
「もう限界なんだ! 副官、わかってくれ!」
「わかりますよ、わかりますとも」
「嘘だッ! 貴様は何もわかっていない!!」
「少佐殿の苦しみは、小官の苦しみです」
「もう嫌だ! 口からなんか出そうだ!!」
「大丈夫です。口からは何も出ませんよ」

ジタバタともがき苦しむ上官を抱きしめながら、セレブリャコーフ少尉は幼女を宥め、時が過ぎるのをただただひたすらに待った。


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