ターニャ・フォン・デグレチャフ「座薬型、演算宝珠……?」
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11:名無しNIPPER[sage saga]
2018/12/09(日) 00:22:48.63 ID:qy0gTOWh0
「それで今回はどのようなゲテモノですか?」
「これだ!」
「これが、演算宝珠……?」

自信満々で眼前に突き出されたのは、小指の先ほどの物体だった。形状は雫の形をしている。
それを見て、セレブリャコーフ少尉が呟く。

「まるで耳飾りのようですね」
「ほう? 近頃の若い娘には、このような形の耳飾りが流行っているのか?」
「幼年学校の時に、これと同じようなものを耳に付けた学友を何度か見かけました。もちろん、校外でのことですが」

そう語る副官の目には憧憬が浮かんでいた。
装飾品を身に付けることはおろか、化粧すら出来ない戦場で、日夜命をすり減らしているセレブリャコーフ少尉にとって、耳飾りは憧れの品らしい。

(今度、機会があればプレゼントしてやるか)

指輪一つ身に付けていない副官を不憫に思ったデグレチャフ少佐がそう決意を固めていると、シューゲル主任技師が割って入ってきた。

「違う違う! これは耳飾りなどではない!」
「耳飾り型の演算宝珠ではないのですか?」
「神聖な演算宝珠を装飾品にするなど主に対する冒涜だ! 私は断じてそんなことはしない!」

どうやら、信仰心は持ち続けているらしい。

「では、この形状は一体何なのですか?」
「それはお尻に優しい座薬型演算宝珠だ!」
「は? ドクトル、今なんと仰いましたか?」
「お尻に優しい座薬型演算宝珠だ!」
「……は?」

どうやらこのMADは、ついにイかれたらしい。


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