【シャニマスSS】甜花「シンデレラと」夏葉「サンドリヨン」
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70: ◆/rHuADhITI[saga]
2018/12/07(金) 22:47:44.15 ID:FY/Mf+h+0

凛世「では、次は私が……」

凛世が手の平を、顔の高さまで上げる。

果穂「はい、杜野さん!」

凛世「はい……」

凛世「夏葉さんは……シンデレラの話を、あまり好まれていないのでは……?」

夏葉「どういうことかしら?」

凛世「好きなものを語る時ほど……人の気持ちも……高まるもので、ございます……」

凛世「先ほどまでの、智代子さんの様に……」

智代子「え」

凛世「逆もまた然り……だと思います……」

凛世「今日の夏葉さんは、覇気がなく見えましたので……」

なるほど、と素直に思う。

自分の好みに関しては、考えたことがなかった。

シンデレラの童話は『良い心がけをしていたから、幸せになれた』という話だ。

しかし穿った見方をすれば、『良い心がけをしているだけで、幸せになれる』という話にもなる。

そう考えるならば、答えは明白だ。

夏葉「……たしかに、凛世の言う通りかもしれないわね。待っているだけなんて、性に合わないもの」

果穂「夏葉さんなら、悪い継母さん達なんてやっつけちゃいそうです!」

智代子「うんうん。お城に行くのだって、カボチャの馬車を使わずに徒歩で行っちゃいそう」

夏葉「そんなことは事はしないわよ」

智代子「あ、さすがに?」

時間的余裕があっても、ちゃんと走って行くに決まっている。



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