【シャニマスSS】甜花「シンデレラと」夏葉「サンドリヨン」
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69: ◆/rHuADhITI[saga]
2018/12/07(金) 22:46:22.90 ID:FY/Mf+h+0

夏葉「演出家の方曰く、『お前の演技は、ただキャラの輪郭をなぞっているだけ』……だそうよ」

夏葉「正直な所、舞台の練習が上手くいっているとは言い難いわ」

台本は空で言えるくらい、何度も何度も読み込んだ。

それに伴って、登場人物の心情解釈も問題なく出来ていると思っている。

しかし、いざ演じてみると、まるでしっくりこない。

シンデレラになりきる事が出来ず、演技に有栖川夏葉が混じってしまうのだ。

智代子「ううん……何かアドバイスできれば良いんだけど……うーん……」

果穂「樹里ちゃん、来れないのが残念です……」

智代子「そうだね。後は樹里ちゃんくらいだもん、舞台経験があるのって……」

智代子「あ、そうだ! はい、果穂先生!」

智代子が勢いよく挙手をする。

このユニットにおいて、時たま見られる光景だ。

果穂「なんでしょうか、園田さん」

智代子「『学ぶ』は『真似ぶ』ということで、シンデレラに似た人を観察してみるのはどうでしょう!」

夏葉「同じ事を、プロデューサーからも言われたわ」

智代子「あれ、そうなの? というか、プロデューサーさんにも相談してたんだ」

夏葉「ええ。六日ほど前だったかしら」

演じたい対象と似ているモノを肌で感じるのが一番手取り早いと、プロデューサーは言っていた。

つい最近、この方法の威力を知った身としては、同意しないわけにはいかない意見である。

夏葉「問題は、学ぶ対象が丁度よく居てくれるわけではない、という所よね」

智代子「あ……うん、そうだよね」



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