【シャニマスSS】甜花「シンデレラと」夏葉「サンドリヨン」
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50: ◆/rHuADhITI[saga]
2018/12/05(水) 00:35:31.14 ID:eg1fP+qa0

夏葉「いらっしゃい、遅かったわね」

甜花「その、泊まり支度に、時間かかっちゃって……」

甜花「それと、マ……お母さんの、説得に……」

夏葉「それは……そうね、時間が掛かる物よね」

甜花「プロデューサーさんに……また、お世話になっちゃった……」

ママに説明をするプロデューサーさんは、珍しく緊張していたように思う。

夏葉「玄関に立たせっぱなしも何だし、もう畏まってないで入りなさい」

甜花「お、お邪魔します……」

夏葉「ええ、いらっしゃい!」

自分は、ひどく萎縮していた。

夏葉さんの家が、想像以上の高級さを誇っていたからだ。

まず、都内のタワーマンションの高層階。

見たことのない大きさのテレビがあり、リビングから二階までの吹き抜け構造。

その上に、防音まで完璧とのことらしい。

聞いていた通り、夏葉さんは本物のお嬢様のようである。

甜花「夏葉さん……やっぱり、凄いね……」

夏葉「この家に関しては、凄いのは両親よ。私は関係ないわ。それより……」

カラン、と小気味良い音がして、高価そうなグラスが置かれる。

その隣には、ジュースの瓶が数本と、ラベルのないプラボトルが一本だけある。

夏葉「まずは涼むとしましょう。泊まるにあたってのお願いは、その後でね」

夏葉「飲み物、どれがいい?」

甜花「えっと、夏葉さんは……」

夏葉「私はプロテインジュースよ」

甜花「……て、甜花は、ブドウジュースにするね」

夏葉さんは頷いて、自分用の飲み物をグラスに注ぎ、こちらに手渡してくれる。

それから、プラボトルを持って立ち上がった。

夏葉「グラスを持って、付いて来て」

甜花「え……どこか、行くの……?」

夏葉「お気に入りの場所があるの」

夏葉「そこで、ちょっとだけ話をしましょう」


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