【シャニマスSS】甜花「シンデレラと」夏葉「サンドリヨン」
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48: ◆/rHuADhITI[saga]
2018/12/05(水) 00:31:26.18 ID:eg1fP+qa0

パチパチパチ、と拍手が聞こえる。

プロデューサーさんだ。

P「いい演技だった」

甜花「見て、たんだ……プロデューサーさんも……」

P「そりゃな。引き合わす段取りをしたんだ。すぐに帰るほど、薄情じゃないさ」

P「それで夏葉は、どう感じた?」

夏葉「そう、ね……」

夏葉「……驚いているわ。昨日と比べて、格段に素晴らしい演技になっていると思う」

夏葉「それでいて、全く別人の演技とは思えない。不思議な気分だわ」

P「そうだな。本当に、見違えた」

甜花「夏葉さんの、おかげ……です……」

夏葉「私の?」

甜花「夏葉さんが教えてくれたから……甜花、一人でも練習できた……」

甜花「お礼、言えなかったから……一人でも、頑張れた……」

甜花「どっちも……夏葉さんのおかげだから……」

甜花「本当に……ありがとう、ございました……」

夏葉「……何よ、それ。アナタが努力をした、というだけの話じゃない」

演技は終わっていて、もう手は離れている。

夏葉さんは、その手で髪をかきあげてから、嬉しそうに笑った。

甜花「プロデューサーさん……甜花、舞台に立ちたい、です……」

甜花「夏葉さんと……一緒に仕事をしたい、です……」

甜花「だ、だから……! よろしく、おねがい、しましゅ……!」

噛んでしまいながらも、頭を下げる。

やはり夏葉さんは、それを笑うことなく、同じように挨拶をしてくれた。

夏葉「ええ、甜花」

夏葉「これから、よろしくお願いします」


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